突然変異を抑える作用

プラセンタには突然変異を抑える作用があることが確認されています。突然変異とは、遺伝子が何らかの原因で損傷したりコピーミスしたりして、変化してしまうことを言います。

遺伝子とは

遺伝子私たちの体は約60兆個もの細胞から成り立っていて、一つ一つの細胞の中には細胞核という部分があります。その細胞核の中にあるDNAという物質があり、二重のらせん構造をしています。このDNAが持っている遺伝に関する情報が遺伝子です。

遺伝子は、私たちの体をどのように組み立てるかを記してある設計図です。人間一人一人みんなの設計図はほとんど同じですが、わずかに違う箇所があります。だからみんなが少しずつ顔や体に違いがあるのです。

突然変異とは

60兆個もある細胞の一つ一つに存在するDNA。このDNAが持っている遺伝子は、私たちの体の設計図です。父親と母親の遺伝子を引き継いで母親のお腹にいるときからずっと変わらないものですが、何らかの原因で細胞の遺伝子が変化してしまうことがあります。これが突然変異です。

突然変異の原因

細胞分裂細胞は分裂して生まれ変わり、これを細胞の新陳代謝といいます。細胞が分裂するときに遺伝子もコピーされます。このときにコピーミスをして、遺伝子が間違った状態で複製されてしまうことがあります。つまり細胞分裂時に間違った遺伝子が作られてしまうのです。

また細胞内のDNA自体が損傷して、変化してしまうこともあります。こうして突然変異が起こるのです。

突然変異が起こると

体細胞(体を構成している細胞)

体細胞に突然変異が起こった場合、通常であれば誤った遺伝情報を持った細胞は死滅してしまいます。私たちの体内では毎日突然変異が起こり、そのミスは修正されているのです。

しかし、低い確率ですが時々生き延びてしまうミス細胞があります。このミス細胞が誤った情報を持ったまま細胞分裂を繰り返して増殖してしまうことがあります。これが癌です。

生殖細胞(精子や卵子)

突然変異が起こり間違った情報を持った生殖細胞によって作られた子供は、間違った遺伝子情報(設計図)をもとに作られていますので、父親にも母親にもない特徴を持って生まれてきます。これが遺伝病です。悪い場合は、身体的な障害や脳の発達障害などの形で現われることがあります。

プラセンタの突然変異に対する作用

胎児はものすごい速度で細胞分裂を繰り返して成長します。このときに細胞のミスコピーをしないよう、そのための機能が胎盤に備わっているのでしょう。プラセンタには抗突然変異作用があることが発見され、認められています。

また、突然変異が起こってしまった細胞に対しては、NK細胞がこれを攻撃します。NK細胞とは免疫細胞の一種で、体中を幅広く動き回ってがん細胞を発見し、自ら攻撃します。もちろん正常な細胞には攻撃を加えません。

NK細胞の活性が高いほど癌細胞の発見、攻撃がしやすくなるわけですが、免疫細胞の一種ですから活性が高過ぎるとアレルギーの症状が出やすいなど、人体にとってはあまり好ましくありません。プラセンタはこのNK細胞の活性を正常化することが分かっています。活性が低い場合には高めて、高すぎる場合には抑えてくれるのです。こうした働きは癌の予防や再発の防止に役立てられています。